迷子のぼっちゃん

 

 おまづりの映像を撮るために帰ってきてだったぁ次男。

 東京さ帰っと車を運転でぎねぇんで、人の車さ乗ってあっちゃこっちゃど出掛けで家さいったがんねぇ。

 ほとんどおらの車のノアしか運転しねぇんで、今日もどっかさ行ったって思ったば夜になっても帰ってこねぇ。

 この辺はトラックが多くて事故もここんどご多いのですっげぇ心配すったっきゃー、”道さ迷ってしまったぁがぁ”って次男からの電話。

 どごさいっかと聞ぐど、どっかの海岸さいるって。

 ”だぁあのバガぁー、一本松さ行ぐどがってしゃべっちゃったぁが、行って迷子になったんだべだら”。

 主人が迎えさ行ぐべぇどしたら、”道わがった”ってまだ電話入ったぁどのこと。

 それを聞いたパートのおばさんが、”女将さん、玄関さほうぎ持って立ってっぺし”って。

 ”んだ、そうすんねぇば調子こいでっがらね”って。

 んでも、帰って来た時は丁度お客さんも入って来たんで、それはでぎねくてその後こてんぱんにやっつけだ?

 つうがもう大人だっからね。

 そんでも小言ならべでけだがぁ。

 親の心配、子知らずだわぁ~。

 調子のんねぇでほしいわぁ~。